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育児休業期間中の住民税

 

年収100万円を超えると、住民税が発生します。

 

そのため、「100万円の壁」などと言われています。

 

育児休業期間中は会社か給与が支払われないため、毎月天引きされている住民税の支払いがどうなるのか疑問に思う方も多いと思います。

 

育児休業期間中は社会保険料が免除になりますが、住民税はしっかりと支払う義務があります。

 

育児休業期間中は住民税も免除になると勝手に勘違いされている方もいるので、注意しましょう。

 

ご存知のように住民税は前年度の収入によって決定されていますね。

 

そのため、育児休業を取得する前年に働いていた人だと育児休業期間中であっても住民税を支払う必要があります。

 

例えば2017年1月1日〜2017年12月31日までの収入によって算出された住民税は、2018年6月〜2019年5月に支払う必要があります。

 

翌年に支払う住民税は前年の所得で計算されるので、育児休業に入った月によって支払い額が大きく変わってきます。

 

例えば、今年の1月に育児休業に入った人は、翌年に支払う住民税は少なくなりますが、今年の12月に育児休業に入った人は、翌年に支払う住民税は多くなります。

 

ただし、育児休業中に支給される育児休業給付金は非課税なので、翌年の住民税を算出する際の収入には含まれません。

 

育児休業期間中に所得が大幅に減る場合は、翌年の住民税はかなり安くなります。

 

認可保育園の場合、住民税の支払いが少ないと保育料が安くなるといったメリットもあります。

 

保育料は、世帯の住民税のうち市民税や区民税を基礎として算定されます。

 

住民税の負担が少なければ少ないほど、保育料も安くなります。

 

自治体によって住民税の幅や保育料は異なりますので、お住まいの市区町村のホームページをご覧ください。 

 

育児休業中のために住民税の納税が一時的に困難であると地方団体に認められた場合、育児休業期間中1年以内の期間に限り、住民税の支払いが猶予されます。

 

この場合は、育児休業している本人が各市区町村で手続きをする必要があります。

 

役所から知らせなどのハガキが届くことはなく、自ら申請しないと猶予は受けられないので、猶予したい人は忘れずに申請するようにしましょう。

 

申請方法は、お住まいの地域の役所に出向いて猶予手続きをするだけです。

 

事前に電話をして必要書類などを確認しておくようにしましょう。

 

猶予された住民税は、職場復帰後に延滞金と合わせて納税することになります。

 

延滞金は地方団体の判断によって、猶予期間にあたる1年以内の延滞金の2分の1もしくは全額免除を受けることができるとされています。

 

詳しくはお住まいの市区町村の役所の納税課で、「育児休業期間中の住民税の徴収猶予」についてどうなるのかを問い合わせて下さい。

 

住民税の徴収方法には普通徴収と特別徴収の2種類あります。

 

普通徴収は納税者が自ら金融機関などで振り込みを行いお住まいになっている市区町村に住民税を納税することを言います。

 

自営業者など給与からの天引きが不可能な人に適用されます。

 

特別徴収は会社が毎月の給与から住民税を差し引いて従業員の代わりに納付することを言います。

 

会社員など会社から給与の支払いを受けている人は特別徴収が適用されます。

 

育児休業中の住民税の納付についてはこの2通りのうちどちらかを選択することとなり、それぞれ以下のようなケースが考えられます。

 

<特別徴収を希望する場合>

 

1.育児休業者本人が会社宛てに毎月振込みをします。

 

もしくは、復職後にまとめて支払うこともできます。

 

2.育児休業前の最後の給与もしくは賞与(ボーナス)から育児休業期間中の住民税を引いておきます。

 

<普通徴収を希望する場合>

 

育児休業期間中は普通徴収に切り替えたいことを会社に伝えて必要な手続きをしてもらい、育児休業期間中は自分で住民税を納めます。

 

普通徴収の住民税の納期限は原則として6月、8月、10月、1月と市区町村の条例で定められます。

 

普通徴収の場合は、1回の徴収額が大きくなるため、まとまった金額が必要になるので注意しましょう。

 

普通徴収に切り替えると役所から納付書が送られてきます。

 

そこに納付金額と納付期限が記述されているので、これに従って銀行などで納付します。

 

上記で紹介したのはあくまで一般的な方法であり、会社によって対応は様々です。

 

どのような方法で住民税を支払うのかは会社に確認すると良いでしょう。

 

ちなみに産休・育児休業中にもらえるお金(出産手当金、出産育児一時金、育児休業給付金)は、全て課税の対象外です。

 

もらった金額がそのまま自分のものになります。

 

そのため、所得税はかかりません。

 

住民税を安くする方法

 

【住民税の減免制度とは?】

 

住民税は、一定の条件を満たすと減免されます。

 

減免には、3割減免、5割減免、全額免除があります。

 

育児中は何かとお金がかかりますから、少しでも出費が減ると家計が助かりますよね。

 

<住民税の減免制度を利用できる条件>

 

・失業保険や生活保護を受給している人。

 

・所得が前年と比べて半分以下になった人。

 

・学生

 

・災害や震災、火災などにより住宅や家財に大きな損害を受けた人。

 

育児休業期間中に給与が支払われていない人は、上記の「所得が前年と比べて半分以下になった人」に該当しますので、減免の対象となるかを市区町村に問い合わせて確認して下さい。

 

自治体によって異なりますが、特に夫婦共働きであれば、住民税の減免措置を受けられる可能性があります。

 

収入が減ったことを確定申告しておくと、申告内容によって住民税が減免されますので育児休業中は確定申告をすると良いでしょう。

 

【ふるさと納税】

 

ふるさと納税を利用して、住民税を安くすることもできます。

 

ふるさと納税とは、地域に寄附をすることで、お礼の品を受け取り、なおかつ住民税や所得税が減る制度です。

 

寄附した金額から自己負担額の2,000円を除いた金額を住民税や所得税から控除できます。

 

仮に10,000円のふるさと納税を3つの自治体に行った場合でも、自己負担額は2,000円だけです。

 

働いた翌年が育児休業になるとふるさと納税をすれば、育児休業に入って収入が減った時に住民税の負担が減るので、妊娠中にしておきたいですね。

 

ふるさと納税は確定申告が面倒なので、したことがない人もいると思います。

 

しかし、税制改正後は5つの自治体までなら確定申告なしで自動で減税される仕組みに変わりました。

 

これを「ふるさと納税ワンストップ特例制度」と言います。

 

この制度を利用すれば確定申告をしなくても申請書を送るだけで住民税の控除が受けられます。

 

ただし、所得税からの還付はなく、住民税からの控除だけになります。

 

確定申告の必要がない会社員にオススメの制度です。

 

寄附をした自治体から「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」の用紙を取り寄せて必要事項を記入し、個人番号確認書類と一緒に返送して下さい。

 

寄附1回につき1通の申請が必要となります。

 

会社員の場合は、5〜6月に会社から渡される「住民税決定通知書」で控除額を確認できます。

 

税額控除額の欄、または寄附金税額控除額の欄に控除額が記載されています。

 

では、ふるさと納税をすれば住民税はどのくらい控除されるのでしょうか。

 

<住民税の控除(基本分)>

 

寄附金額−2,000円×10%

 

10,000円を寄附した場合は800円が住民税から控除されます。

 

<住民税の控除(特例分)>

 

(寄附金額−2,000円)×(100%−10%(基本分の税額控除)−所得税率)

 

10,000円を寄附した場合は6,400円が住民税から控除されます。

 

住民税は1月1日から12月31日までの所得に基づいて決まるので、実際の支払いは翌年になります。

 

そのため、住民税の控除は、本来支払う住民税を減額するかたちになります。

 

納めている住民税以上の控除はできませんので注意しましょう。

 

【nanacoカードを利用する】

 

セブンイレブンでは、電子マネーのnanaco(ナナコ)カードを使って税金や公共料金を支払うことができます。

 

nanacoカードを使うことでクレジットカードのポイントが貯まります。

 

還元率は0.5〜1.2%です。

 

少ないかも知れませんが、住民税を現金で払っていれば、決してもらえないポイントです。

 

給与天引きの場合は、nanacoカードを使って住民税の支払いはできませんが、育児休業期間中に普通徴収に切り替えておけば、nanacoカードで支払えます。

 

固定資産税、水道料金、電気料金、自動車税、自動車保険なども全てnanacoカードで支払えるので、育児休業が終わってからでも1枚あると便利です。

 

ちなみに名義をレジで確認するわけではないので、旦那様のnanacoカードで奥様名義の税金や公共料金を支払うこともできます。

 

ローソンで使える「Ponta」やファミリーマートで使える「Tポイント」では、こんなことはできません。

 

ただし、nanacoカードで支払っても、「nanacoポイント」は貯まりません。

 

また、nanacoにチャージをすることができるクレジットカードは限定されています。

 

全てのクレジットカードでポイントが貯まるわけではありません。

 

<nanacoでポイントが貯まらないカードの例>

 

・セブンカード
・楽天カード
・ANAカード
・JALカード
・REXカード
・アイワイカード
・エクストリームカード

 

<nanacoの還元率が高いクレジットカード>

 

・リクルートカード:還元率1.2%
・Yahoo! JAPANカードJCB:還元率1%
・セブンカード・プラス:還元率0.5%
・ファミマTカード:還元率0.5%
・JMBローソンPontaカードVISA:還元率0.5%