育児の悩み解決法|育児で失敗しないアドバイス





母乳育児と成長曲線

 

赤ちゃんを育てている人は母子手帳をもらいますね。

 

母子手帳には体重や身長の成長曲線が載っています。

 

数ヶ月置きにある乳幼児定期健診の時に看護師さんなどが成長曲線(発育曲線)に記しを付けてくれると思います。

 

成長曲線は年齢での平均を表すグラフです。

 

母乳育児の場合は、この成長曲線より体重が少ない場合もたくさんあります。

 

成長曲線より自分の子供の体重などが少ないと母乳の出が悪いのではないかと心配になる母親も多いと思います。

 

また、小児科の先生などからミルク(人工乳)を足すように言われるかも知れませんね。

 

しかし、成長曲線はあくまでもだいたいこの位という目安だと言う事を忘れてはいけませんね。

 

母乳育児で育てている子供が10人いれば、成長も10人それぞれ違います。

 

成長の遅い子もいれば生まれた時から大きかった子もいます。

 

男の子と女の子でも成長スピードは違います。

 

完全母乳育児の場合はミルク育児の赤ちゃんに比べると、成長曲線が緩やかになることが多いと思います。

 

ミルクだけで育った赤ちゃんの方が少しだけ身長や体重の成長スピードが早くなります。

 

これは、ミルクの方は最初から最後まで味が一定なので飲み過ぎてしまうからだと言われています。

 

つまり、大人でも食べ過ぎると太ってしまうのと同じ理由です。

 

母乳の場合は飲み始めよりも終わりの方がカロリーが多くなり、ほどよい満腹感を得るので飲み過ぎることはありません。

 

成長曲線だけを気にしすぎて母乳育児で頑張っているのにミルクを足すのは少し待って下さい。

 

母乳の出が悪いと思う場合でもミルクを足すより、母乳育児を続ける方がいいです。

 

日本は母乳育児が上手くいかない場合や軌道に乗る前にミルクを勧めるケースが多いですが、母乳育児は世界各国で進められている素晴らしい育児方法です。

 

母乳育児で育つ子供はイキイキとして健康で肌のつやもよく、精神的にも安定していますね。

 

ミルク育児が悪いわけではありませんが、母乳育児で育てている場合は頑張って母乳育児で赤ちゃんを育ててみてはどうでしょうか?

 

成長曲線がいきなり下回る場合はミルクを足さなければなりませんが、成長曲線では下の方でも体重が少しずつでも増えている場合は心配いらないと思いますよ。

 

仮に体重増加が緩やかでも、発育へ影響を及ぼす可能性は極めて低いと言えます。

 

赤ちゃんが元気だったり、1日に7〜8回くらいおしっこしていたり、首座りや寝返りなどが出来ているなら問題ないと思います。

 

母子手帳の成長曲線は、完全母乳の子、ミルクのみで育つ子、混合栄養で育つ子の全てから集めたデータを参考にして作成されています。

 

そこで、日本母乳哺育学会が2013年に完全母乳の子だけでの成長曲線を作成しました。

 

母乳育ちの子の成長を評価するための成長曲線(pdf)

 

この成長曲線を見ると「母乳栄養児○○%値」とありますが、これは「パーセンタイル」と言って、赤ちゃんを小さいほうから順番に並べて、何%目にあたるかを示す方法です。

 

母子健康手帳に掲載されている成長曲線も、実はこのパーセンタイルグラフです。

 

この成長曲線では上の線は90%値、下の線は10%値となっています。

 

つまり、「線と線の間に90%の赤ちゃんが入ります」という意味です。

 

完全母乳育児で育てている母親は、乳児健診などでミルクを勧められた場合には、この成長曲線を参考にしてみると良いでしょう。